私は割と昔から眠れない事が多いです。
眠れない方最近多いですよね。
私が新卒の頃は総合科の病院や調剤薬局に勤務していたので、不眠のお薬を持って行かれるお年寄りが割と多かったです。
眠れないのは辛いし解消したいのは分かるのですが、よくよくお話を聞くと「昼寝もたっぷりしたいし、夜もしっかり寝たい。」という方が目立ちました。
ある日「昼寝を3時間も取ってしまったら夜眠れないのは仕方がなくないですか?少しでいいのでお昼寝を控えてみてはどうでしょうか。」とお伝えしたところ、「若い人には不眠の事なんか分かるわけがない」と返されてしまいました。
「不眠は老人だけの悩みではないよね」と思いました。
なぜその一言が返されたのか。若かったのでアプローチが下手だった事もあると思いますが、自分より若い人に注意されるのは気に入らないといったその方の考え方から反射的に出た言葉だったんだなと思いました。
私自身は一応専門性を身に着けて仕事に就く訳で患者さん当事者の事を考えてお伝えしたつもりでしたが、その方は専門性を学んでいることは関係なく年齢が大事だったのですね。
今では違うアプローチも取れると思います。でも今でも自分の仕事に関しての専門性って患者さんにとってはあんまり関係がないのだなと思う事は多々あります。
現在は些細な悩みから専門的な事まで幅広く患者さんのご相談に応じ信頼関係を培っていくスタンスでお仕事をしています(当たり前)。自分が言った言葉がストレートに伝わらない事もありますが、日々勉強なのでしょうね。
皆様眠りすぎの不眠にはご注意を。